夜間1日2時限の中で、国家試験に合格する力もプロとしての実践力も身につくカリキュラム。

現代医療の重要な役割を担う診療放射線技師。求められる知識・技術は広く深く、修得は容易とはいえません。それでも、すべてが将来の活躍につながる勉強には、学びがいがあり、わくわくするものがあります。本校には、効率よく着実に必要な力が身につくカリキュラムがあるので、安心して取り組んでもらえます。

医療従事者に不可欠な思考力や人間性を培う「基礎分野」

医療従事者になるための土台を築くのが「基礎分野」。まず科学的な思考力を養うべく、大学の一般教養レベルの数学、物理学、化学、生物学、基礎科学を修得します。これらは放射線を学ぶための基礎力としても必要となる科目です。
また、医療を担う者の心構えや医療の社会的な役割を知るために、人文科学、社会科学を修得。そして、英語の論文を読む力、英語で検査をする力を身につけるべく、英語・医療英語も学びます。

人体の構造、医療分野の理工学や放射線を学ぶ「専門基礎分野」

診療放射線技師になるための基礎的な知識を修得するのが「専門基礎分野」。身体のしくみや病気の原因などの医学の基礎。各種診断装置の動作原理を理解するための基礎的な理工学。医療に用いる数学や情報処理。そして、放射線の科学・技術。放射線を生物に照射した際の影響といったテーマもあり、放射線を扱う実験もあり、興味は尽きないことでしょう。

診療画像、核医学、放射線治療、実務領域を修得する「専門分野」

将来の実務に直結する学びに取り組むのが「専門分野」。X線撮影、超音波撮影、コンピュータ断層撮影、さまざまな診療画像の撮影法や機器の特性や性能について。核医学検査の方法や薬品・機器について。放射線治療の機器・器具、適切な照射方法について。それらを通じてプロに求められる検査や治療のスキルを身につけます。また、医療において放射線を安全に管理するための知識・技術、法律等も修得します。

基礎分野 & 専門基礎分野

基礎分野

療従事者に必要な豊かな人間性と科学的な思考を養います。

科学的思考の基礎
科目 授業の目的・主な内容
数 学 大学の一般教養程度のレベルです。
物理学
化 学
生物学
基礎科学
人間と生活
科目 授業の目的・主な内容
人文科学 心理学を通して患者様の気持ちが理解できるようにします。
社会科学 医療倫理や医療の社会的な役割について学びます。
英語・医療英語 英語の論文が読め、英語で検査ができる程度のレベルをめざします。
体育・体育実技 球技を中心とした内容です。

専門基礎分野

医療に必要な理工学の基礎、身体のしくみなどを学びます。

人体の構造と機能及び疾病の理解
科目 授業の目的・主な内容
医学概論 身体の仕組みと部位の名前、病気の原因と症状などを学ぶとともに、それらと診療放射線技師が行う検査との関連について学びます。
臨床医学概論
生理学及び生化学
衛生学及び公衆衛生学
病理学
解剖学
保健医療福祉における理工学基礎の理解
科目 授業の目的・主な内容
電気工学 X 線のしくみやMRI(磁気診断装置)、超音波診断装置の動作原理がわかるための基礎知識を学びます。
電子工学
医用物理学
医用数学 医療で利用される数学と情報処理に関する内容を学びます。
情報処理工学
理工学実験 電磁気学の実験が中心になります。
保健医療福祉における放射線の科学・技術
科目 授業の目的・主な内容
放射線生物学 放射線はどのように発生するのか、どのような種類があるのか、放射線は原子・分子レベルでどのような作用をするのか、放射線を当てると生物はどのようになるのか、放射能とは何かなど、放射線や放射性同位元素に関する基礎知識を学びます。
放射線物理学
放射線物理学演習
放射化学
放射線計測学 放射線をどのように測定するのかを学びます。
放射線科学実験 実験では実際に放射線を使って測定を行います。

専門分野

診療放射線技師に必要な画像技術や放射線治療などを学びます。

医用画像情報学
科目 授業の目的・主な内容
画像工学 画像評価の方法を学びます。
放射線写真学 写真の現像方法や写真現象を学びます。
画像情報学 画像を情報として扱い、デジタル画像の生成と処理方法などを学びます。
医用画像情報学
放射線安全管理学
科目 授業の目的・主な内容
安全管理学 医療の実務に必要な安全管理の知識と技術を学びます。
放射線安全管理学
関係法規 診療放射線技師法や医療法などの関係する法律を学びます。
放射線関係法規
医療安全管理学
科目 授業の目的・主な内容
医療安全管理学 造影剤投与の投与などの放射線検査における感染症管理・安全管理および想定される事故とその対処法などについて学びます。
診療画像技術学
科目 授業の目的・主な内容
診療画像技術学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ X 線撮影や超音波撮影ならびにCT・MRI のようなコンピュータ断層
撮影を学びます。
診療画像技術学総論Ⅰ 臨床実習で必要な撮影技術と介助法について学びます。
診療画像技術学実験 人体模型のX 線撮影や超音波撮影など臨床に近い実験を行います。
診療画像機器工学Ⅰ 主に画像診断機器の特性と性能について学びます。
さらに保守点検評価の方法を実験などを通じて学びます。
診療画像機器工学Ⅱ
診療画像機器工学実験
診療画像解剖学 医用画像上に正常組織や病気がどのように写るかを学びます。
診療画像技術学演習 国家試験問題の演習を通じて科目の理解を深めます。
看護・介護学・医療人間学 看護や介護の知識と技術を通じて医療のより深い理解をめざします。
核医学検査技術学
科目 授業の目的・主な内容
核医学検査技術学 放射性同位元素で標識された医薬品を投与して行う核医学検査や検査に用いる機器について学びます。検査対象の臓器組織に応じた放射性医薬品やその集積機序、実際の検査技術などについて理解を深めます。
核医学検査技術学演習
放射線薬品学
核医学診断技術学
核医学機器工学
放射線治療技術学
科目 授業の目的・主な内容
放射線治療技術学 放射線を用いた癌や悪性腫瘍の治療技術や治療用機器・器具について学びます。癌や悪性腫瘍の種類や位置、大きさなどで用いる放射線の種類や照射方法が変わることについて理解を深めます。
放射線治療技術学演習
放射線治療物理学
放射線腫瘍学
放射線治療機器工学
臨床実習
科目 授業の目的・主な内容
診療画像技術学 学内実習や本物の病院との両方にて臨床実習を行います。検査の流れや患者様への接し方など、診療放射線技師になるための仮免許といえます。
学内臨床実習
核医学検査技術学
放射線治療技術学

実験・実習と座学の反復により効率よく確かな力を養成

本校のカリキュラムの基本は、座学→実験・実習→座学の繰り返し。したがって、授業の3分の1は、実験・実習が占めています。机上で理解したことを実践し、実践で得たことを机上で確認する。その反復こそが力になるからです。3・4年次には、大学病院等に約1ヶ月間、通って学ぶ「臨床実習」も待っています。

主な臨床実習病院(2017年)

  • 朝霞台中央総合病院
  • 板橋中央総合病院
  • 杏林大学医学部附属病院
  • 慶応義塾大学病院
  • 埼玉メディカルセンター
  • 聖マリアンナ医科大学病院
  • 聖路加国際病院
  • 東京医科大学病院
  • 東京慈恵会医科大学病院
  • 東京大学医学部附属病院
  • 東京都済生会中央病院
  • 東京都立広尾病院
  • 東京都立多摩総合医療センター
  • 東京都健康長寿医療センター
  • 戸田中央総合病院
  • 日本医科大学付属病院
  • 日本赤十字社医療センター
  • 日本大学医学部附属板橋病院

ほか